2009年07月27日

環境サポートセンター 藤田さんA

「環境活動を支援する窓口として」

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北海道環境サポートセンター 藤田 志保さん

「環境学習の場として、また環境を通した出会いの場として多くの人に利用して欲しい。来館される方のニーズに幅広く対応したい」といつも私たちを笑顔で迎えてくれる藤田さんにお話を伺いました。




北海道環境サポートセンターとは

インタビュアー(以下EC):北海道環境サポートセンター(以下サポセン)がどういった施設なのか具体的にお話ししていただけますか?

藤田さん:はい、場所は札幌市中央区北4条西4丁目伊藤・加藤ビル4階です。札幌駅南口大丸前です。

EC:すごく立地の良い場所ですよね。

藤田さん:場所はほんとうに良いんですよ!

開館時間は10時から18時、休館日は土・日曜日、祝日、年末年始です。但し、多目的ホールは21時まで利用可能です。環境活動されている団体などの情報を揃えていたり、活動支援や相談の受付もしています。

また、様々な貸し出し物も用意しており、図書、ビデオ、DVD、パネル、環境学習支援キットなど取り揃えています。環境学習支援キットにはプロジェクターやトランシーバー、デジカメなどと共に水生生物や星空観察キット、冬はスノーシューといった物も無料で貸し出しています。予め予約が必要なのでお問い合せはお早めに!

EC:環境に関する目的であれば誰でもお借りすることが出来るということですね。

藤田さん:はい、基本的に非営利の活動への貸し出しとなります。ただし、図書、ビデオ、DVDは個人の方でも貸し出しをしています。また、多目的ホールだけは有料となっていて、会議やセミナーなどに利用していただいてます。詳しくはホームページか直接お問い合せください。

EC:今日もたくさんのポスターが展示されていますが、こういった活動の発表の場としても場所を提供されていますよね。

藤田さん:はい、環境に関する活動などの展示に関しては、上司に特にアピールするように!と言われたところです(笑)。

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今日展示しているのは環境学習フォーラム北海道さま主催の「〜第11回高校生環境学習ポスターセッション作品展〜」。環境問題に取り組んでいる高校生たちが様々な工夫を凝らした研究の成果発表の場として利用していただいています。この展示は7月14日までなのでこのインタビューが世に出るころには残念なことに終わってしまってるんですけど、こういった展示も無料なんですよ〜!

EC:えっ、無料でお借り出来るんですか!

藤田さん:はい、そうなんです。どんどんみなさんの活動発表の場として利用していただければと思います。特に春は利用される団体様が多くて早めの予約が必要なんですね。今年もほっかいどう漫画集団の「環境マンガ展」や「さっぽろキャンドルナイト」などといった展示をしていたんですよ。でも、夏場はみなさん外での活動が多くなるので、活動発表したい方は夏場の今が狙い目ですね!

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▲環境マンガ展
1965年に北海道在住の漫画家・イラストレーターが集まり「ほっかいどう漫画集団」を結成。活動の一つとして、地球温暖化など深刻な環境問題をテーマにした『環境マンガ展』をサポセンで定期的に開催。ひとコマ漫画を中心に世相を映したマンガを制作、「ユーモア」や「笑い」で明るさを提供してくれます。

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▲さっぽろキャンドルナイト
さっぽろキャンドルナイトは、『1年中で一番昼が長い夏至の日、夜8時から10時の2時間、みんなで一斉に電気を消して、スローな夜を過ごそう。』という100万人のキャンドルナイトの呼びかけに賛同し、札幌市内で開かれる様々な取り組みを、「広く市民に知らせる」ということで、「世界に誇れる環境文化都市さっぽろ」の実現を目指すものです。


EC:環境活動している人たちは使わない手はないですよね。札幌駅前で立地も最適ですしね!


環境プラザとコラボレーション

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藤田さん:それともう一つのアピールポイントで訪問学習の受入をしています。

子どもから大人まで広く受け入れていて、財団職員が対応します。学生さんの場合は事前に学習テーマをいただくので、それに合ったスライドやゲームを行い、質問の対応などもします。

そして今年度から新しく札幌市環境プラザ(以下環境プラザ)さんとのコラボレーションを始めました。

EC:そういう環境関連施設の連携って良いですね!どういった内容ですか?

藤田さん:環境プラザさんの方では展示物を使った解説や太陽光パネル見学、発電自転車などの体験してもらい、サポセンではスタッフ交流に重点を置いて、環境学習講義や環境教育ゲームを行います。また、書籍やパンフレット、イベントチラシなど館内の資料を利用して、対応時間などに合わせた3種類の環境学習プログラムを用意しています。

EC:札幌駅を挟んで北と南にあって、歩いても数分なので立地的にも最高ですよね。

藤田さん:サポセンと環境プラザのコラボ企画のお知らせがイチオシなので、たくさんのお申し込みをお待ちしています!

EC:サポセンには学生や一般市民の方たちだけではなく、我々企業の人たちも利用されていますよね。

藤田さん:はい、図書とかDVDとか教育用の教材もありますし、大同印刷さんのように企業の「環境報告書」なども置けるスペースを用意していますので、ぜひ送っていただいてPRの場にして欲しいですね。

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EC:なんか言わせてしまったみたいですね(笑)。

藤田さん:ちょっとサービスみたいな(笑)。

EC:ありがとうございます!

藤田さん:環境活動を支援する窓口として、個人や団体、企業など様々な方たちのご利用お待ちしています。


ふせぎ隊での経験

EC:藤田さんは財団の事業の一つでもある「地球温暖化ふせぎ隊(以下ふせぎ隊)」の活動にもボランティアとして参加されていますが、ふせぎ隊とはどういった活動をされているのか教えていただけますか。

藤田さん:ふせぎ隊は学校や地域のイベントにお伺いして、地球温暖化の問題を楽しみながら学習し、身近な生活の中で温暖化防止につながる行動に取り組んでもらえるよう、ゲームを中心としたプログラムを提供しています。

EC:ふせぎ隊の活動に参加するきっかけを教えていただけますか。

藤田さん:きっかけは去年の札幌ドームで開催された環境総合展でふせぎ隊のプログラムを体験したことです。その時に子どもと楽しみながら勉強するって面白いなぁ〜って思ったのがきっかけです。

EC:今年は円山動物園のアースデイに参加するということで、新しいプログラムを作ったそうですね。

藤田さん:はい、円山動物園でふせぎ隊がやる環境学習プログラムの中に、動物に関係する物が少ないということでプログラム作りを任されました。「動物」の問題としては「生物多様性」か「絶滅危惧種」かなと思い、自分の中で伝えられそうな「絶滅危惧種」をテーマにすることに決めました。そして動物園という広いフィールドを使って楽しめるよう、ビンゴゲームを交えたプログラムにしようと考えたのです。

▲生物多様性
生命の豊かさを包括的に表した広い概念で、その保全は、食料や薬品などの生物資源のみならず、人間が生存していく上で不可欠の生存基盤(ライフサポートシステム)としても重要である。反面、人間活動の拡大とともに、生物多様性は低下しつつあり、地球環境問題のひとつとなっている。

▲絶滅危惧種
急速な環境変化や移入生物・乱獲などによる原因で、すでに絶滅したり絶滅寸前に追いやられたりしている動植物の種のことである。国際自然保護連合(IUCN)や環境省でも、世界的に増加している絶滅危惧種の保護に乗りだしており、絶滅危惧種の増加原因のほとんどは人間の活動によるもので、その保護は生物多様性の保全の上でも重要課題である。


まずビンゴカードを用いて絶滅危惧種に指定された動物たちの実物を良く観察してもらうこと。観察した後に動物たちが今どういった現状に置かれているかをクイズや紙芝居風の物を用いて説明します。そして最後の締めとして「動物たちがこれ以上少なくならないよう、地球を良くするために自分たちは何ができるかな?」というような事を考えてもらおうというプログラムです。

EC:プログラムを作るにあたって、どのような苦労がありましたか。

藤田さん:私はまだ活動して1年ということもあり、経験が少ないので実践経験を積み重ねたいと思ってたんですが、大好きな動物のためでもありましたし、プログラムを一から作るということを経験してもいいかなって思ってプログラムの作成に取り組みました。

ただ、今までプログラムを作るというプロセスを習った訳でもなかったので、作り方というのをまったく知らなかったので、とりあえず自分なりにプログラムを作るときに考えなければ行けない事を洗い出し、順番に手をつけていきました。そういったプログラムを一から作るというプロセスを考えるのが楽しくて、新鮮でもありましたね。

最初に動物園で参加する子どもたちを想像して、「自分が子どもたちに何を伝えたいのか」「どのように楽しんでもらいたいか」ということを考えました。プログラムを形にした後からが難しくて大変でしたね。「この言い回しは伝わるのか」「どこまで話して良いのか」など、子供たちの立場になって考えるのは難しかったです。だから途中ちょっと苦痛になった時もありました(笑)。

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EC:苦労の末に完成したプログラムを円山動物園で行っていかがでしたか?

藤田さん:はい、それはもう楽しかった!の一言ですね。ふせぎ隊のゲームはいつもテーブルの上でやることが多いんですね。でも、動物園にはもちろん動物もいますし、会場も広くて、私が思い描いていたように子どもたちが伸び伸びとした感じで動物園全体を使って楽しんでいました。

EC:オリエンテーリングみたいな感じですか?

藤田さん:はい、そういう感じにしたかったんです!ただ、アースデイを知らないで来ているお客さんには動物園の雰囲気を損なわないようにということに気を付け、且つ一緒に巻き込んで楽しんでもらえたらなって思ってプログラムを作ったんですね。

実際に子どもたちがビンゴカードを持って、競争して動物園内を四方八方に散らばって行ったのを見たらとても嬉しくなりましたね!もう本当に思い描いていたように子どもたちが動物園内を駆け回ってくれたので、とっても嬉しかったですね!

EC:屋外ということもあって開放的なのが良かったんでしょうね。

藤田さん:ふせぎ隊のプログラムの最後には「自分たちにも地球を守るためにこんな事ができるんだね!」という締めがあるんですけど、イベントだと時間の都合で締めが出来ず、プログラムの中のゲームだけを楽しんで終わりみたいな時があるんですね。そういう締めが出来ない時って、はぁ〜って落ち込むんです。でも今回は上手とは言えないまでも最後まで出来たのが良かったです。

「帰ってお父さんに教えてあげたい」という子どもや「ユキヒョウが絶滅危惧種になっていることを知りませんでした」というお母さんもいて、家族のコミュニケーションにもつながったようでした。また、学校や家庭でごみの分別や資源の無駄使いに気を付けている子どもが多く、反対に指摘を受けている親御さんを見るケースもありましたね。(笑)

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EC:始めて自分で作ったプログラムの手応えはどうでしたか。

藤田さん:時間もあまりきつくなかったので最後までプログラムを行えましたし、会場も広く使えて開放的でとっても充実出来ましたね。

EC:動物園ということもあって、とってもゆる〜い感じの印象ですが。

藤田さん:はい、午前中にスタートした子どもが午後に帰ってきたり、「そういえばユキヒョウのカードまだ返ってこないね〜」とかユルユルでしたね(笑)。でも、ゲームをする事が動物園を楽しむ時間の妨げにはしたくなかったので、良かったと思います。

また、「カードを無くさないように」などといった注意点は、プログラムを作る段階で色々な方からもアドバイスをもらっていたんですね。だからカードを大きくしたりして、無くしたり持ち帰ったり出来ないように作ったのが功を奏しましたね。

EC:一人だけで作るっていうのは難しかったでしょうね。ただでさえ活動して間もないという中で、色々な人に助けられてここまで出来たというのはとっても良い経験でもあり、喜びでもありますね。

藤田さん:そうなんです、サポセンに入って変わったことのひとつとして、ふせぎ隊で経験したこともほんとうに大きいですね。


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サポセンからのお知らせ

EC:では、最後にサポセンやふせぎ隊など、今後のお知らせがありましたらお願いします。

藤田さん:はい、今年も「大通りの打ち水大作戦」をします。打ち水でアスファルトに覆われた都市の気温を和らげようというイベントです。8月2日日曜日の13時30分から16時まで、札幌市南1条西3丁目交差点付近で行いますのでぜひご参加ください。

それとふせぎ隊からのお知らせです。アクセスサッポロで開催される「環境広場さっぽろ2009」で、8月1日の土曜日10時から17時まで(予定)ふせぎ隊が参加します。また、「サタデーinプラザ」と題して環境プラザさんに協力していただいて、施設内でふせぎ隊の教室を毎月最後の週の土曜日、10時〜15時の間に行っています。ちなみに8月は22日です。

9月に入ったら目白押しで、「函館エコフェスタ」や「さっぽろシャワー通り」「ねんりんぴっく」などといったイベントにふせぎ隊が参加します!詳しいふせぎ隊情報はホームページで随時更新されるのでみなさんチェックして参加して来てくださいね!

また、環境学習の場でもあり、環境を通した出会いの場としてサポセンを多くの人が利用していただけるようスタッフ一同お待ちしていますので、気軽にお越し下さいね!

EC:これからも環境活動の拠点として、多くの方がサポセンを訪れると良いですね。今日はどうもありがとうございました。



▲北海道環境サポートセンター
環境保全の活動支援を具体的に行う窓口として、北海道環境財団が運営する施設。環境に関連した図書や展示、いろいろな団体の行事情報などを常設。




北海道環境財団
http://www.heco-spc.or.jp/

サポセンほっこりだより。
http://www.heco-spc.mo-blog.jp/saposen/



※「多目的ホール(貸会議室)」について

本文中にある環境サポートセンターの「多目的ホール(貸会議室)」貸出利用は
4月1日をもって中止となりましたことをお知らせ致します。

詳細は→http://www.heco-spc.or.jp/temp/h17_various/various_187_s.html



posted by beatnik at 08:00| インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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