2010年04月19日

アースデイEZO2010 宮本さん@

「地球のことを考えて行動する日」

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アースデイEZO 2010事務局長 宮本 奏さん

アースデイを原動力に、いろいろな人たちとひとつのモノを作っていきたいと、ファシリテーターとして新たな道を歩み始めた宮本さんにお話をうかがいました。




地域に貢献するという生き方

インタビュアー(以下EC):これまで環境NGOezorockの事務局を中心に活躍してこられた宮本さんですが、今後はフリーとして独自の道を歩むということ、それと2007年から始まったアースデイEZOの事務局長として関わられてきたお話を中心に伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

まず始めに、宮本さんがどのようなきっかけから環境問題に興味を持ったのかお話しして頂けますか。

宮本さん:私は生まれも育ちも札幌で石狩にある藤女子大学に通っていたんですが、その時に日本人が海外で働いている現場を見てみたい、ボランティアをしてみたいということを思って途上国の旅をしたんです。行き先はインドとネパールだったんですが、そこで国際協力をしているNGO やNPOで働いている人たちに出会って日本人が途上国の支援をしているということを知り、地域に貢献するという生き方が仕事に出来るんだと分かったんです。

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それでまず国際協力とか支援活動について勉強しないといけないと思って名古屋の大学院に入ったんですが、早く現場で働きたくて一年で勉強に飽きてしまいました(笑)。それで東京で環境団体の仕事を見つけて入ったのが国際青年環境NGO A SEED JAPAN(以下A SEED JAPAN)でした。

なので、環境という分野よりも先にボランティア活動とか市民活動、NGOやNPOみたいなところで関わることが先にあって、自分の仕事をと考えたときに東京で入ったA SEED JAPANで環境のことを知り始めた、というのがきっかけですね。

最初は海外の方に目が向いていましたが、いざ東京で働くと日本でも同じだなと思うようになって、尚かつ日本というよりも自分の生まれて育った北海道という場所の人たちと地域で生きていくことも同じだなって思うようになったんです。

▲国際青年環境NGO A SEED JAPAN
1992年の地球サミットへ青年の声を届けるために発足した日本の窓口として設立された国際青年環境NGO A SEED JAPANは環境問題の中に内在する社会的不公正の解決を目指し、行動している団体です。http://www.aseed.org/


EC:A SEED JAPANではどのような活動をされていたんですか。

宮本さん:主にイベントでの環境対策活動ですね。日本各地の音楽イベントに飛び回って、ごみの分別を呼びかけるとか環境負荷を減らすっていうごみゼロナビゲーションという活動のスタッフをしていました。

EC:東京から北海道に戻ろうと決めたのはどういったことがきっかけですか。

宮本さん:いずれは北海道に帰りたいなぁという気持ちがあったのと、ボランティア団体だった環境NGOezorock(以下ezorock)が事業化していくという動きが2006年にあって、タイミングが重なったということからなんです。

▲環境NGO ezorock
「持続的な北海道を創る次の担い手を生み出す」をテーマに、RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOでの環境対策を始めとした環境活動を通して、人が育つしくみをつくってことを目的に活動する団体。http://www.ezorock.org/


EC:ezorockではどのような活動をしていたのですか。

宮本さん:A SEED JAPANから引き継いだRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO(以下ライジング)の環境対策もやっていたのですが、ezorockでやっていることはA SEED JAPANでしていた活動と似ているけれども、組織全体の事務局という立場でしたのでやることは多様でしたね。

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▲「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」
'99年に石狩湾新港で開催されから今年で11年目を迎える日本初の本格的オールナイト野外ロックフェスティバル。


EC:イベントの環境対策ということですが、東京と北海道の違いというのはありますか?

宮本さん:ライジングくらいの規模で見ると、土地柄の雰囲気の違いはあるけれども、お客さんの違いはそんなにないと思います。ただ、ライジングよりもっと小さい規模のお祭りやイベントになると東京では出来ないこと、もっと地域に根付いている人たちが来るイベントなので、その地域の人たちと話せばごみの捨て方が変わったりとか、変化する感覚が東京よりもダイレクトに感じられるということが大きな違いだと思います。

EC:そういう意味ではやり甲斐があるという感じですね。

宮本さん:そうですね。東京の活動って東京のためにということはほとんどなく、もっと大きい規模で活動しているから、何か変化してもなかなか感じられないですね。

EC:東京=日本というイメージなんでしょうかね。

宮本さん:北海道はこの土地に住む人たちにどう響くかを意識しますけど、東京はこの土地のためにというよりは日本、世界というグローバルな視点が大きいという感じでした。



4年間すべてがezorock

EC:フリーとして活動するということですが、何か心境に変化を起こすきっかけがあったということですか。

宮本さん:ezorockが変化してきたので、私自身も変化に気づけたというか変わってきたんだと思うんですね。本当にこの4年間すべてがezorockみたいなものでしたから。

ezorockも最初はライジングの環境対策とか助成金をいただいて活動をしていたのが、年々環境対策の活動が増えてきましたし、ezorockが目指すことをどうしたら良いのか、やるべき事は何かということを常に模索してきて活動を広げてきたと思うんです。それで、アースデイなどいろいろとやってきた中で自分がこれからも力を入れてやりたいことに気づいたんですね。そのやりたいことのひとつにアースデイがあって、ライジングがあって、これからも続けて関わっていきたいということもそうだし、その辺に気づくことが出来たというのが大きなきっかけですね。

やりたいことの中で共通しているのが、いろいろな人たちとひとつのモノを作っていくことがすごく面白いということなんです。

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アースデイで色んなジャンルの人たちが集まって話し合って作っていくことはezorockの中だけでは出来ないことで、それはすごく北海道を変えていく可能性があるんじゃないかなぁと思うぐらい楽しいし、ライジングも同じで、ライジングの中ではオルタナティブエリアのコーディネートをしていて、それも色んな出展団体が集まって、どんなものをお客さんに提供していこうか、伝えていこうかということもみんなで話し合って作っていくということが楽しくて、そういったことが「あっ、私好きなんだな」ってやっていて気づいて、それが4月から自分でやっていく仕事にもつながっているんですね。なのでezorockの変化が私自身の変化、成長ということなんだと思います。



アースデイが原動力

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EC:4月からフリーとしてどのような活動されるのですか。

宮本さん:今後はファシリテーターとして活動していきたいと思っているのですが、ファシリテーターってちょっと聞き慣れない言葉だと思うので少し説明すると、ファシリテーターとは会議やミーティング、住民参加型のまちづくりの場やワークショップなどで中立な立場で議論を進行しながら、合意形成とか相互理解に向けて議論が出来るようにする立場の人なんですね。

で、会議の進行をする仕事をしていくんですけど、別に会議がしたい訳ではなくて、そこに住んでる人たちやそこに関わりたいと思っている多様な人たちが、ひとつの場所に集まって話をして、社会をもっと変えていきたいとか良い環境を作っていきたいということの可能性ってすごいなぁと思っていて、それを引き出せる仕事、それに携われる仕事としてファシリテーターという仕事をやっていきたいと思っているんですね。

これからはもっとダイレクトに地域に入っていきたくて、その街に行ってそこに住んでる人たちを集めてどんな街にしていきたいか、どんなルールがあったら良いかというような、その街のことをそこに住んでる人たちが考える場を進行することで人や地域のお役に立てる仕事をしたいと思っています。

いま進めている仕事は、町のまちづくり計画を作っていく中で町民の声を入れたいという依頼があって、町民の声を入れる会議を進行するっていう仕事を受けています。これからまちづくりのために何をしていくかっていうことを一緒に考えるという所から関わっています。

なので、テーマに沿ったファシリテーションをすることで皆さんのお役に立てればと思っていますので、必要とあらば気軽にお声を掛けていただければ行かせていただきたいと思います。

それと、個人というより団体でやっていきたいと思っていて、北海道の地域をもっと良くしていこうということを団体として、ファシリテーションを通して今まで一緒にやってきた人たちもいまして、この4月に「NPOファシリテーション きたのわ」という団体を立ち上げました。

EC:アースデイの中でもPR出来たらいいですよね。

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宮本さん:そうですね。アースデイが一番の情報の発信源でもあるし力を付ける場になってるんですよ。私はアースデイがこれからやってこうと思うことの大きな原動力となっているんです。


次回はアースデイEZOについてのお話を伺います。




アースデイEZO2010
http://www.earthday-ezo.net/

アートを創作するように一日一日を過ごそう
http://blog.canpan.info/kanade/

NPO法人 ファシリテーション きたのわ
http://sites.google.com/site/npokitanowa/



posted by beatnik at 14:29| インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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